心に響いた本『読みたいことを、書けばいい。』

このお正月休み、
みなさんは、どのようにお過ごしでしょうか?

自身のお正月休みは…
いままで読んでみて「これは…!」と、
心に響いた数冊の本を、もういちど読み返しています。

そのなかで、今日はこの一冊をご紹介しようと思います。

読みたいことを、書けばいい。
田中泰延 著(ダイヤモンド社)

付箋をペタペタ貼りながら読みました!

ちなみに…
この本を読んで「もう一度、ブログを立ち上げよう!」と、
背中を押されたのでした。

■分かりやすい言葉でシンプルに伝える

この本を手にしたのは…
著者・田中泰延さんが自身と同年代であったことや、
昨年参加したライティング系の講座で、
この本の編集者さんから、お話を伺う機会があったのがきっかけでした。

「なんじゃ、これ~(笑)!!!」

ビジネス書なのに、読み始めから終わりまで、
こんなに声を上げて笑った本は、初めてかも知れません。

作者の田中さんが、関西生まれだからなのか…
コピーライターさんだからなのか…
本の随所に、笑いのツボが仕掛けてある。
(このツボは、私だけがハマったのかも知れませんが…)

でも、文章を書くために必要な考え方は、
要所要所で、しっかりと書かれている。
さんざん笑った後で、「そうだよなぁ…」と考えさせられる。

ビジネスで必要な“文書”を書くようなノウハウ本とは違って、
書きたい人がいて、それを読みたいと思う人がいる
(もしくは、いるかもしれない)のが“文章”なのだと。

「読者の気持ちに立って書く」
「自分が読んでみたいと思う文章を書く」

田中さんの“読み手の立場で書かれた文章”は、
シンプルな表現で簡潔に書かれていて、「なんで!?」「それで!?」と、
自然と惹きこまれていきました。

同時に、自身がこれまで書いてきたのは、
“文書”に近いものが多かったんじゃないか…と、
考えさせられました。

■自分の立ち位置を決めて文章を書く

この本の中で印象的だったのは、次の一文でした。

「事象と心象が交差するところに生まれる文章」(本文 P.54より) 

新聞やニュースといった事実を中心として書かれたものは、
“事象寄りの文章”
小説や詩といった創作を中心として書かれたものは、
“心象寄りの文章”

かたやエッセー(随筆)は、その中間のスタンスで書かれている。

いままで、こんな形で文章を捉えたことがなかったので、
とても新鮮に感じました。
ただ、自身の内面だけ表現しただけでは、
(自身の状況を共感できない人にとっては)伝わりきらないこともある。

「貨幣と言語は同じもの」(本文 P.226より)

という一文にも、ハッ…とさせられました。
言葉は通貨と同じで、他の人と共有や交換ができる。
だからこそ、丁寧に選んで表現することが大切なのだ…と思いました。

■一次情報を丁寧にチェックする

今回もう一点、新鮮だったのは…
田中さんが文章を作成する際に、
参考文献など一次情報を丁寧に調べられていたことでした。

いまのご時世、GoogleやWiki、YouTubeなどで、
情報を集めることはできるけれど、
ネットの情報だけでなく、書籍類も丁寧にあたっていく。

ときには、国や公共施設、大学などの図書館に足を運び、
自身が探し求めている情報が得られにくければ、
図書館司書さんに相談して探ってみる。

第三者から評価を得るためには、
事実にもとづいた内容の裏付けが大切…

最近のトレンドは、ネット検索やSNSで収集した方が早いけれど、
情報の事実を確かめるためには、
やはり、時間をかけて丁寧に調べていくことが大切ですね。

これから文章を書いていく際に、
田中さんの考え方を、少しずつ取り入れていきたいです。

「文章を書くこと」に興味がある方には、
おススメしたい一冊です!

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<あとがき>
昨晩は、TBS系の『ジョブチューン』のコンビニ3社の対決を観ていました。
3社が、それぞれのイチオシ商品を持ち寄って、
プロの料理人さん達からジャッジを受ける…

商品開発担当者さんの話を聞いていると、
「合格」「不合格」の判定が出るときに、一緒にハラハラしました。
今日明日、コンビニに行って、
お惣菜やスィーツを買っている自分を想像しました…(笑)

<今日の音楽>
『飛行艇』 King Gnu
イントロからテンションが上がります♪
「この時代に飛び乗って~」からの歌詞を聴くと、
元気が出ます!

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