我が家の平日の朝は、
”時計代わり”にテレビを付けておりまして。。。
(電気代のことを考えると…苦笑)
いつも、コマーシャルが流れないNHKにセットして、
ニュースやら朝ドラ、その後の『あさイチ』…
画面上に表示される時刻や番組を見ながら、
バタバタと支度をするという毎日を過ごしています。
そんな慌ただしいなかでも…
あるとき、たまたまゆっくり朝ドラを観られる時間があってから、
「マーケティングの目線で見ると、結構面白いかも…!」
と、思うようになりました。
昨年の春先頃から、
朝のスタート時間が少しゆっくり取れるようになってからは、
以前にも増して、真剣に見るように。。。
これまで、特に印象的だったのは…次の3つ。
1.『まんぷく』
みなさん、よくご存知の『チキンラーメン』を開発した、
安藤百福と妻・仁子の半生を描いたドラマです。
発明家の立花萬平が、『まんぷくラーメン』の商品開発にあたり、
「手軽に食べられる美味しいラーメンを作りたい」と、
高い志を抱いたはいいけれど…
「どんぶりにラーメンを入れて、お湯を注いで3分でできる」
という画期的な発想が、なかなか庶民に受け入れられずに苦戦します。
店頭での試食販売を試みるも、思うように売り上げが伸びず…
テレビコマーシャルを作成して流してから、
一気に売り上げが伸びたけれど、模倣品も現れ始めます。
特許の申請をめぐり裁判にまで及んだストーリーや、
即席ラーメンの普及を目指して、協会を設立したり。
商品開発や販売促進、業界の拡大…といった、
マーケティングの視点で観ると、思った以上に楽しめました。
2.『マッサン』
ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝と妻・リタの半生を描いたドラマ。
イギリスでウィスキーの製造方法を学んだ主人公が、
商品の出荷まで時間がかかるウィスキーの他に、
100%果汁のリンゴジュースを製造販売して、キャッシュを生み出したり…
ウィスキーづくりに最適な土地を探し求めて、
京都・山崎や北海道・余市に工場を作り、製造する…
「本当に、自分が望んでいるウィスキーを作りたい」という、
ブレの無い商品開発への想いやコンセプトなど。
息の長い商品開発の傍らで、
事業を存続させるための資金繰り策として、
リンゴジュースやシードルを開発するストーリーは、
マーケティングの視点で面白いものでした。
3.『エール』
昨年暮れまで放送されていた、作曲家・古関裕而と妻・金子をモデルにしたドラマ。
主人公・裕一が、デビュー間もなく作曲した楽曲は、
「自分が創りたい世界観」を満載に表現したメロディーでしたが…
契約先のレコード会社が要求する「赤レーベル(シリーズ)」は、
”大衆ウケする流行歌”を求めていて、
裕一が創る”壮大なクラッシック調”の楽曲とは、噛み合っていない。
しかも、歌手も歌いづらい音程で、
売れる・売れない以前に、販売してもらえない。
「自分の創りたいモノ(メロディー)」≠「顧客ニーズ(聴きたい楽曲)」
の構図が、ドラマ内で表現されていて面白かったです。
どんなに「これは良い!」と思っていても、
顧客に支持されなければ、売上には到りません。
売上につながるための基本的な要素が、
このドラマにも、ふんだんに詰め込まれていたと思いました。
現在放送されている『おちょやん』も、
これまでと同じように、マーケティングの視点で観ていこうと思います。
(何か気づいたら、ここで書いてみたいと思います)
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<あとがき>
ここ数日、PCに向かう時間が増えているためか…
手首や肩が、思いのほか凝っています。
オンラインの打ち合わせなども続いているからか…
夜、ゆっくりと湯船につかってから寝ようと思います(苦笑)
<今日の音楽>
『JUMP』 Van Halen
朝からテンションを上げていきたいときに…
不思議と、この曲を選んでいることが多いです。